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漢方薬

■漢方薬

漢方医学で処方される薬は、生薬です。
生薬とは、植物・動物・鉱物などを、そのまま使ったり、乾かす程度の簡単な処理をしたものです。西洋医学で処方される薬にも入っているし、薬草茶や薬酒のように昔から家や地方に伝えられる食事の中にも使われています。
生薬は単品で使われることはほとんどなく、症状に合わせてブレンドされて処方されます。とはいっても、漢方医がその場で生薬をブレンドするのではなく、効能を決めるために、あらかじめブレンドされて薬となっています。
ブレンドされて薬として使うものを「方剤」と言います。

例えば、風邪の初期に飲む「葛根湯(かっこんとう)」は、桂枝湯という方剤に、さらに葛根・麻黄を加えたものです。
肩や首筋のこり、頭痛、鼻水、鼻詰まりに効果があります。このことを知ると、葛根湯=風邪薬ではなくて、軽い疲れや寒いときに飲んでも良いということが分かります。

方剤は、「水」や「気」に効果があるように一定の方向性を持たせてブレンドされていますが、うまく薬を示すことができるかどうかは、患者本人の心身の状態と一致しなければなりません。
一般的に風邪の初期症状に効くといわれている葛根湯でも、全ての人に効果があるわけではないのです。
漢方医学では診断のことを「証」と言いますが、「方剤がうまく薬効を示す条件」のことも同じく「証」と呼んでいます。
つまり、漢方には二つの「証」があり、それらが一致したときに漢方医学による治療効果が期待できるというものです。
漢方の名医と言うのは、証によって得られた患者の状態を、どの方剤を使って薬効を引き出すか、「証」を一致させる力に優れているということです。

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