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アレルゲンの検索

■アレルゲンの検索

花粉症を含むアレルギー性鼻炎であることが明らかになったら、その原因となる抗原(アレルゲン)の特定を行います。アレルゲンによって、できる対処方法があるからです。
検査方法には、次の3種類があります。

1・抗原特異的IgE抗体検査
一般的に行われている血液検査です。血液を採取し、血清の中の総IgEと、考えられる抗原に対するIgE抗体の有無を調べていきます。
アレルゲンには、実に多くの種類がありますから、全部を調べることは無理で、スギ、ヒノキ、ハウスダスト、ダニ、動物など一般的なものから抜粋して検査します。

2・皮膚試験
皮膚に直接アレルゲンをつけて、反応を見る方法です。赤くなったり、腫れたりすればそのアレルギーに対するアレルギーを持っていると判定されます。アレルゲンを一つずつ試験しなければならないため、体にかかる負担が大きい検査方法です。
皮膚に注射針で浅い傷を作ったところにアレルゲン液をたらす「スクラッチテスト」、アレルゲン液をたらしたところに針を突き刺す「プリックテスト」、アレルゲン液と生理食塩水をそれぞれ皮膚の内側に注射して反応の違いを見る「皮内テスト」があります。

3・鼻粘膜抗原誘発検査
鼻の奥にあるアレルギー反応が起こる場所に、直接アレルゲン液を染み込ませた紙をつけて、アレルギー症状が出るかどかを見る検査です。直接的な方法なので、かえってアレルギーを誘発する危険性もあり、アナフィラキシーショックを起こすこともあるため、あまり一般的な方法ではありません。

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