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子供の花粉症

■子供の花粉症

子供のアレルギー性鼻炎は、約30%が自然治癒し、約30%は成長とともに免疫力が増すため、軽くなっていくといわれています。しかしこのデータを逆に読むと、子供のうちにアレルギー性鼻炎にかかってしまうと、約70%は一生の病気になってしまうということでもあるのです。

子供の場合、大人に比べて自覚症状が少ないのが特徴です。
また風邪などとの合併症で症状が出ていることが多いので、親でも判断するのは難しいかもしれません。アレルギー性鼻炎を持っている子は、アトピー性皮膚炎や、気管支喘息を一緒に持っていることが多く、逆にそれらを持っている場合、自覚症状がなくても花粉症をもっていることが多いといえます。

昔から、男性のほうが体が弱く、実は男児のほうが多く生まれるのも死亡率が高いことが理由だといわれています。生物的に生き残っていくためには、死ぬ確立の高い男児をたくさん作らなければならなかったというわけです。現在は、医療が発達しているため、実際の出生時の死亡率は、自然のものではありません。しかし、男児のほうが体が弱いというのに変わりはないようです。
通年性のアレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニがアレルゲンですが、男の子のほうが女の子の2倍もかかりやすいことがわかっています。
花粉による季節性のアレルギー性鼻炎でも、女の子の約1.5倍ぐらいの患者がいるといわれています。

大人に比べて自覚症状が少ない原因には、苦しさが少ないわけではなく、
上手にその苦しさを伝えられないということもあるのかもしれません。
大人の花粉症が、まず「くしゃみ」で始まるのに対し、子供の場合ほとんどが「鼻づまり」です。
子供の鼻は狭いので鼻が詰まりやすいということ、鼻がつまってしまうと、異物をくしゃみによって掃き出そうとする力が弱くなってしまうと考えられています。
鼻づまりの難点は、水状の鼻水に比べて粘着力があるため、どんどん固まって取れにくくなり、副鼻腔炎や滲出性(しんしゅつせい)中耳炎が起こりやすくなります。
鼻出血もよく起こります。アレルギーによって粘膜が荒れているうえに、異物感やかゆみのために、直接指で触ったりこすったりしてしまうことが多いためです。鼻出血の傷は鼻水が出ていると治りにくく、長引くことがあるので、できるだけ触らないように注意しながら見てあげることが大切です。
痒いのに手で触れないため、鼻をピクピク動かしたり、口をもぐもぐする仕草も子供のアレルギーにはよく見られます。

また、大人の花粉症では、目よりも鼻の症状が主にでますが、子供の場合、目の症状も強く現れます。
目がかゆい、充血するなどが、最初の自覚症状のこともあります。
アレルギー性結膜炎に移行しやすく、我慢できず目の下を頻繁にこすってしまうため、皮膚に色素沈着が残ることもあります。

〈アトピー性皮膚炎〉
アトピー性体質のある人に発症する皮膚炎。かゆみの強い湿疹、水泡などができる。
アトピー性体質とは、遺伝的にアレルギーを持っていて、生まれつき特定の物質に過敏。

〈気管支喘息〉
ゼーゼー、ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)を伴う発作性の呼吸困難をおこす疾患。
アレルギーが原因で気管支の粘膜が炎症を起こし発症する場合が多い。

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