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Th細胞

■Th細胞

体内に異物が侵入したときに、白血球が感知した異物の情報を受け取り、B細胞に「抗体」を作らせるのがTh細胞の役割です。

Th細胞には、Th1細胞とTh2細胞があります。
Th1細胞は、細菌やウィルスが侵入してきたときに働きます。
Th2細胞は、それ以外の異物が侵入してきたときに働きます。
花粉やハウスダストは、それ自身が「害」を持っている物質ではないため、単なる異物だと判断されTh2細胞が反応することが確認されています。

正常な体内では、Th1細胞とTh2細胞がバランスよく存在すると考えてください。(同じ数だと言うわけではなくて…)
しかし、何らかの原因で、Th1細胞の数が減少したり、活動が低下してしまうことがあります。
または、何らかの原因で、h2細胞が増え、活動が活発になることがあります。

もしも体内がこのような状態になっているときに、花粉やハウスダストなどが体内に侵入したら…
Th2細胞は、積極的にB細胞に抗体を作るように命令を出します。

Th2細胞の命令によってつくられる抗体を、「IgE抗体」と言います。
IgE抗体は、体中の細胞の表面に分布している「IgE抗体受容体」に結合します。
そうすると、細胞は「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」などの化学伝達物質を放出します。

化学伝達物質とは、神経伝達物質とも言われ、細胞を興奮させたり抑制させたりします。
ヒスタミンが活性化されると、発赤・かゆみ・浮腫(ふしゅ)・痛みや気管支収縮などの症状が起こります。
イコトリエンが活性化されると、白血球遊走促進作用や気管支収縮作用が起こります。
ほかにも、毛細血管の拡張、血管透過性亢進、平滑筋収縮、粘液分泌亢進、自律神経刺激、白血球走化反応など、様々な反応が起こります。

これらは、抗原が体内に入ってから数分から数10分の間に始まります。
このような一連の反応をアレルギーと言います。

Th1細胞とTh2細胞のバランスが乱れることによって、アレルギー反応が起こりやすくなるといえます。

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