■花粉症の歴史
欧米では古くから、アレルギー症状のひとつとして花粉がアレルゲンになってることが知られていました。
日本では1960年代に、「ブタクサ」の花粉による症例が報告されてから研究が始まったので、50年ぐらいの歴史になります。
初期の花粉症は、関東地方の平地に生息するが「ブタクサ」が主なものでしたが、宅地造成や高層ビルの増加により生息そのものが減ったこと、アレルゲンと認定されたことで除草が進んだことなどで、減少の傾向にあります。
ブタクサに切り替わり、今の花粉のほとんどは、「スギ」花粉によるものとされています。
今や国民の半分程度が何らかの花粉症に悩まされていると推測されていますが、なかでもスギ花粉が最も多く、1300万人を超えるのではないかと見られています。